根室の道道

平成12年2月24日〜28日、仕事の絡みもあって極寒の北海道へ行きました。
根室半島の道道を中心に、いくつか走ってきましたのでご紹介します。


主要道道142号根室浜中釧路線(2月27日根室市→釧路市)[12.9.23]

道道最長路線。根室を起点に、太平洋沿いを浜中町を経由して釧路まで。
総延長163130m、重用延長62553m、実延長100577m。


しかしなぜ根室が起点なんだろう?
もちろん縦型道道標識もあります。

国道44号から南へ分岐してからはしばらく内陸を進む。蛍(ドラマね)が住んでいた落石を
通過。浜中町からは「北太平洋シーサイドライン」という愛称で海沿いを進む。
ムツゴロウ動物王国のわきをかすめてr123との交点へ。


どこかの風景なんですが・・・忘れました。

ここからも風光明媚だが、霧で有名な霧多布・ビワセ展望台も寒さのため通過(^^;;

厚岸グルメパークで牡蠣を食し、今度はR44と重複。尾幌から再び単独区間。さすがに
長いだけあり、スペシャルキロポストもあり。


道路番号と距離数が同じ・・これを
スペシャルキロポストといいます。

釧路町の四角道道標識を見ながら釧路市へ。高台から市街地が見えたら終点も近く。
釧路環状線にあたって終了になります。一応幣舞橋ロータリーまで走りました。

観光地も目白押しなのですが、いかんせん寒すぎてどうしようもなかったです。

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一般道道1064号友知牧之内線(2月27日根室市友知→根室市牧之内)[12.6.10]


起点早々「夜間除雪はしておりません」必死の走行!?

根室半島を縦断する2本の道道の西側。いきなり千・百の位省略ヘキサ。この道には路線
番号1064を冠したヘキサはありません。0644064もあります。

途中には牛の標識もあり。道道沿いには民家はほとんどありません。

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主要道道35号根室半島線(2月26日〜27日根室市→納沙布岬→根室市)[12.5.22]

 根室市街から根室半島を一周し、また根室市街にもどってくる道道。


寒々しいヘキサ。気温表示は何度?

2月の下旬ということで当然のように氷点下。ヘキサの向こう側に気温表示があります。
(前日は納沙布岬で車内泊しました。気温は-12度でした。)

岬への標識に従って進む場合、最初のヘキサになります。国道44号の終点でもある交
差点です。裏にまわる見えるお札には「根半1」とあります。左回りに起点→終点のよう
です。

根室市街から納沙布岬の間には集落がいくつかあるだけ。岬に近づくにつれ「返せ!
北方領土」の看板が目立ちます。

キロポスト(KP)は、なぜか納沙布岬を基準に建てられています。しかし、張り替えられ
た跡があり、以前は起点が基準だったようです。(それでも逆のような気が・・・)

縦看がある直角カーブを曲がると納沙布岬です。オホーツク海は流氷に覆われていま
した。天気もあまりよくなく、日の出は見えませんでした。


札幌からでも相当遠いのに、また来てしまった納沙布岬。

キロポストは根室市街が基準になり、半島の北側を走ります。さらに何もなく、ひたすら
荒涼とした原野の中を走るだけ。昔は狭いところもありましたが今は改良が進んで、快
適に走ることができます。

根室の市街地へもどり、国道44号に当たって終わりです。

しかし、これほど「最果て」「国境」を身近に感じる道道はありません。日本の道路が海
を渡って向こう側へ行く日は来るのでしょうか・・・


道道の走り方