茨城県道139号線
《筑波山公園線》

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鳥居の前で車を横から撮る。なかなか急勾配である。


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シートベルトの完全着用。冷却水、水温計のチェックをお忘れなく。夏の炎天下。エアコンをがんがんにして登れば、ちょっと古い車ならばすぐに水温計が上がり出す。



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鳥居

見てわかるとおり、鳥居を境に舗装がアスファルトからコンクリートの溝付きとなる。そしてまるで急勾配でタイヤが削られたためかのようにあからさまにタイヤ跡がついているのである。



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鳥居の前で振り返ってみる。なんだこうしてみると、今までの勾配は大したこと無いのか

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う、う、う〜ん。な、な、なんだかすごいぞ、これ

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ギャ〜〜〜ン。オートマの1速ギヤがうなる

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遅々としてすすまん

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家の駐車場の入り口だけ平面

上の写真を見てもらおう。非常にわかりにくいかもしれないが、波打っているのがおわかりいただけるだろうか?
そう、家の出入り口は平面なのだ。もう、ぐわ〜ん、ぐわ〜んと車体が波打つ。かなり気分は悪い。

先ほどからの画像を見ると車のボンネットを占める割合が大きくなる。仕方がない。急勾配だから前を撮っているつもりが下に傾いてしまうのである。



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ふ〜、半分ぐらい登ったのかな?

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とりあえず振り返ってみる

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分岐点

登っていくと分岐がある。ご丁寧に看板がついている。右に行けば行き止まりのようだ。

そりゃそうだ。仮にミスコースして行き止まったら、この急勾配。泣き出す人は十人に六人はいることだろう。



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「茨」!!

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今はバス協の指導により禁止されている虚礼を再現する

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いや、虚礼なんかしている場合ではないでしょう・・・

えっちら、おっちら、歩くようなスピードで車は登っていく





もはや、もう何も説明はいるまい。
ただ、画像を見るが良い。



そして訴えかけるモノを
心から受け止めればよい。



ただ、それだけのことだ。



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この上の画像の強烈なインパクトな区間を抜けるとすぐに左に分岐があるT字路となっている。



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県道は画像奥の方向に進む。道なりに直進では無いのだ

実は県道はここを左折が県道なのだ。写真で言うと、今急勾配区間を抜けてきたたーせる号のところ、画像奥に進む道路がある。こちらが県道の正規ルートなのである。しかし、まだ急勾配は先に続いている。
県道のルートをはずれて急勾配区間を進んだのは言うまでもない。



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県道のルートをはずれるが迷わず直進

『ぎょ〜むほうそう。とおふたばん、さんぜんじゅういちえむ しゃしょう、どああつかいねがいます。』
『お待たせいたしました。じゅうにばんせんのれっしゃは、とっきゅう・・・・・』


意味不明な言葉が頭を支配する。全くこの場には不釣り合いな上野駅のホームの放送が頭をよぎる。あぁ、何もかも忘れて逃げ出したい…。


止まらないようにアクセルを踏んでいるのだが、いっこうにスピードはでない。

足が痛くなってきた。無意識のうちに相当強く踏んでいるようだ。
が、スピードは出ない。

もし50km/h規制の標識が立っていたならば、はっ倒してやろうかと思う。心に準備は出来ている。



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カメラを持つ手も疲れてくる。

何故かと言えば、

後ろに下がらないようにと思いっきり強く
ハンドルを握りしめているからである。
いくらハンドルを強く持ったところで何の意味もないのだが。



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小学校の前で分岐

ぶ、ぶ、分岐だ。かなり疲れ果ている。オレはどうすればいい。助手席においてある、縮尺が小さくてこの地ではあまり役に立たない地図に向かって叫ぶ。

地図は前を見ろとでも言いたげに、勝手に閉じてしまった。

しかたない。前を見る。

なに!
左折は通り抜け出来ないだと!

一瞬ムカッとするが、順当に右に曲がる。右に曲がろうとしたら交差点が小さい。かなり小回りしてしまった。なんだ!切り返さなければダメじゃん。恥ずかしい視線を浴びながら、一生懸命切り返す。



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なんか道は狭いが平面だ。しかし、等高線に沿っていては意味がない。


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対向車がきたらどうしよう


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画像の奥で道が消えている


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なんだ、そばにきたら左上に上がる道があった


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たーせる号が降りてくる

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アクセルなど踏まない

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あっという間に西部警察並のスピードに(意味不明)


この坂を上ったらやっとまともな道に、県道42号線にぶつかった。やったぁ〜! よかった!!

いや、間違った県道四二号線をまともな道と行っては罰が当たる。





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車から、運転席からだと坂のせいで何も見えないのだ
マジな話小学生が歩道橋降りていたらぶつかってしまう。
本当に見えない。カンで出るしかない。さすが急勾配は恐ろしい。



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歩道橋から撮ってみる
こりゃ始めてきてもわからんな。


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42号線から見てみる。一見平面であるが、電線の異様な下がり方が気になる

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いわんこっちゃ無い。それはジェットコースターが降り始めるような感覚である




★ CAUTION!! ★

ところでここは県道の正規ルートではないことは先に記した。やまてつほーむぺーじたるところ、正規ルートにも行かねばならぬ。




先ほどの強烈なインパクトな区間を抜けて左折するとご覧のような
感じで等高線に沿って、県道四二号線に通じているのである。

急坂は無いが、その復員は。ご覧の通り。



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軽トラと白線を見比べる。そこは県道らしく路肩が土嚢で補強されているのだ

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分岐点方面を振り返る

そんなこんなで少し走ればすぐに県道42号線だ。

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県道42号線から見る。県道標識が立つ

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県道42号線にぶつかる

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県道42号線からはヘアピンカーブの頂点で分岐する。これといって標識はない




ところで県道42号線をまともな道と書いたら
罰が当たると先ほど書いた。
それは、県道42号線で撮った下の画像があるからだ。



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県道42号線で撮った画像

3つの標識が何かを物語る!

次回に続くだろうか?



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