国道42号線 小阪(小坂)隧道

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小坂隧道熊野側坑口銘板
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区間 三重県熊野市飛鳥町
更新 2001/02/19
調査日 2000年08月前半
コメント

車両による旧道の通り抜けは不可能。
閉鎖されている
そして尾鷲側坑口に至っては草木が繁殖しており
近づくことすら不可能だった。。


ほぼ旧道と新道が平行しているため略図は省略させていただく。ご了承願いたい。



矢ノ川峠へ向かうものの途中で引き返した僕はその日、進路をさらに熊野市街地へと進めていた。しかし疲労もたまり腹も減ったのでその途中に地図に書かれている小阪トンネルを見てから引き返そうとしたのだった。

地図に両方書かれていたのだが、旧隧道は閉鎖され、また尾鷲側坑口に至っては全く近づくことさえ不可能だった。熊野側坑口は徒歩で近づくことは出来るのだが、そこは鬱蒼とした茂みの中で何とも言えないジメジメとした場所であった。このR42シリーズでは何度も出てくる言葉になるが、お化けが嫌いな僕は写真を撮ったら早急に引き返した。本当に薄暗くなんともいえない感じの場所ではあった。疲労しているから余計にそう感じるのだ。

このR42沿いの旧隧道というのは何故かどこも閉鎖の処置が取られていない。しかしここは金網により閉鎖されている。


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熊野側旧道

おおよそ旧道とは思えない。そう言うなれば砂利道の林道だ。

しかしここがその昔随一の街道であり、そしてまた多くの人が行き交ったのだ。
当然矢ノ川越えの国鉄連絡路線バスもここを通った。そんなことを思いながら
この道を進む。砂利であるが草が繁殖して、ビーチサンダルの足にまとわりつく。


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小坂隧道熊野側坑口
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新道は小阪トンネルであり、行政の字名も「小阪」である。
しかし旧隧道の銘板には「小坂隧道」と彫られている。


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坑口の拡大

煉瓦積みが多いR42沿いのトンネルとしては石積みで珍しい。
基本をしっかり抑えた作りで素晴らしい。


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坑口より旧道分岐方面を望む


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小阪トンネル熊野側坑口
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小阪トンネル銘板

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坑口より熊野市街地方面

ここは旧道分岐点でもある。


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小坂隧道尾鷲側坑口を望む

草木に覆われてとても近づくことは出来ない。
こうなってくるとある程度の装備が必要そうだ。

もしくは冬に訪れる必要がありそうである。


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尾鷲側旧道分岐は手前が砂利置き場のようになっている

そしてここには犬が一匹いた。吠えられて散々だった。


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2001/02/19 作成