愛知県道490号線
《笹戸稲武線》
(愛知県東加茂郡旭町 槙本〜坪崎間)

県道490号線でドライブなのら〜♪
あなたはこの事実をまだ知らない。県道490号線。その距離は短いが十分に心を満たしてくれることであろう。
ガソリンは満タンにしていった方が良い。あまりの急勾配(暗峠には行ったことがないのでどのくらい急であるかは比較できませんが・・・。暗峠よりは相当緩いと思いますが。)に車は傾き、ガソリンを吸い上げられなくなる可能性があるからだ。 |
愛知県道366号線より旭町槙本地内において分岐する。
立派な道路標識も立ち安心して右折する。
右折後も確かにセンターラインのない狭い道路だが、
まぁ良くある1.5車線程度の県道であろうと思う。
(左)県道490号線分岐点 →坪崎
(右)分岐後の県道490号線のどかな農村の風景が広がる。
この道は山の中腹を走るために眼下に田畑が広がる。
(左)沿道に広がる風景
(右)道幅は1.7車線程度ガードレールもある。
そのうち幅員が多少狭くなるがまだ十分離合可能。
(左)広狭を繰り返す でも白線、ガードレールはあるし崖も恐怖感は無し
(右)分岐点から3分程度走ったところに県道標識があった 記念写真を撮る
愛知県道490号線旭町地内を東西に横切る県道。
県道標識を過ぎると、集落があり家が何件か建つ。
そうこうするうちに、幅員狭小の標識が現れる。
道は左カーブしている。ミラーがない。対向車を気にしながら、左カーブを曲がるちょっと待ったぁ〜!!
■分岐してから約5分後のことである ■ガードレールが無くなった ■白線が無くなった ■幅員が車1台分・・・離合不可能 |
序章に過ぎず・・・おいおいおい・・・、今はガソリンが無いんだよ。
変な道はゴメンだよ・・・。ちょっとぉ!
(左)とりあえず振り返る・・・ ガードレールが恋しい
(右)道が鬱そうとしてきた・・・ 一応舗装はしてあるけど
(左)古錆びた警笛鳴らせの標識が立っていた
(右)道はますますあやしい!おまけに急勾配給油ランプがこうこうと点灯してきた待ってくれよ・・・。もぅ。
(左)路肩はもろく、崖はそのまま 崖の傾斜も急だからかなり恐い
(右)愛知県のポール・・・ 全く持って頼りないなんでも良いけど、坂が急。
下るときなんか1速に入れていたけど、
どんどん加速していったよ。(最初は写真撮っていなかったのでわざわざUターンして撮りながら進んだのです)あまりに急すぎる。道がいい感じで狭すぎる。
もうガソリンが無いことなんてどうでも良くなってきた。
バシバシ記念写真撮ったるで!
記念写真を撮る

タオルは垂直です ねっ♪ なかなかの急勾配でしょう!おーとまちっく車で良かったぁ・・・。まにゅあるみっしょん車だったらたぶん谷に落ちていたね。
だってさぁ、まにゅある車って上り坂でブレーキ離すと後ろに下がるんだよ。
だけど心強き我が「たーせる号」はおーとまちっく車♪坂道もらくちん♪サイドブレーキを力一杯引っ張って、ハンドル強く握りしめてアクセルふかしまくって、
クラッチを戻しながら、ガチガチ震える手でサイドブレーキを放す必要なんて無いもんね。おーとまちっく車だもん。Dレンジに入れて、あとはブレーキはなしても車は下がらないんだよ。
クリープ現象(コーヒーに入れるミルクじゃぁないよ by 「免許が無い」)のおかげさ。だから鼻歌うたいながら、アクセル踏むだけだもんね。緊急。緊急。予定外の事象発生!!記念写真を撮り終えて、車に戻りました。Dレンジに入れて、ブレーキを離します。待って、待って。何、何、、、。壊れちゃったの「たーせる号」!車は普通に下がります。ぐんぐん後ろに下がります。おーとまちっく車って上り坂でも後ろに下がらないんじゃなかったの!!滅茶苦茶アクセルをふかしまくります。
空回りして、ようやっとで進みました。はぁ、恐かったぁ(笑)!『で、何が言いたいわけ?』↓「坂が急であると申し上げたいのであります」記念写真を撮り終えて30秒後。
ヘアピンカーブが待ちかまえています。
ヘアピンカーブです
ヘアピンカーブです
(左)カーブ頂点より槙本方面です
(右)カーブ頂点より坪崎方面ですヘアピンカぁーブです
何なの、この傾斜・・・暗峠ってこんな感じなのかなぁ・・・。階段をフラットにした感じと良く聞くけど・・・。
う〜ん・・・・。
さすがに記念写真は撮れなかったね。
まだ5%ぐらい善良な一市民の心を持っているから。
ヘアピンカーブの頂点には
この道に融雪剤って必要なのかな・・・どうやったって凍結したり降雪があったらどうやっても通れないと思うよ。
あっ、だから融雪剤が必要なのか・・・・。
(左)山の斜面を削り取った感じ 斜面にアスファルトが盛ってあるだけ
(右)くぅぅ〜! 愛知県のポールが憎い!左の画像の先もヘアピンカーブです。
そこは普通のカーブです。そこを曲がると若干道幅が広がります。
しかし、鬱蒼とした木々が覆い被さる点については変わりありません。
路肩がコンクリブロックになってちょっとだけ立派です。
カーブの膨らみを利用して離合も可能です。
束の間の休息上の地点の15秒後
既に時遅し。
杉木立の中ヘロヘロと道路は延びています。
舗装はボコボコ 路肩は貧弱 崖はいつ落石しようかと待ちわびている
(左)ミラーが頼もしいのか・・・な? 少なくともどっちかがバックするようだよ
(右)おまけに落石まで転がっていやがる・・・
(左)ねっ! 離合できないよね・・・。やっぱしぃ・・・
(右)「いっつ、びぃうちふる」な道路がヘロヘロクネクネ 急勾配またもやヘアピンカーブで高度を上げます。
上を見上げるとこれから進む道路が見えます。
結構、高度上げている様子が伺えます。
しかしながら、なにやらあやしいにをいが・・・、、、
(左)これから進む道路だけど、何だろあれは?
(右)ヘアピンカーブ手前の膨らみ 貴重な離合所ヘアピンカーブを曲がってみると・・・、
嘘だろ、おい。はい、路肩が崩落しておりました。そしてでっかい砂袋多数で補強というか、仮修復してあります。
いや本復旧(爆)?
傾いたコーン。「注意」と旗が立っておりますが・・・
(左)ヘアピンカーブの頂点のところも砂がたまり、路面は穴だらけ
(右)路肩決壊箇所 痛々しい砂袋 崖側ギリギリによっても恐い・・・
今まで通ってきた道が下の方に見えます
(左)・・・路肩修復の様子を撮ったつもりだったけど・・・
(右)15秒後。また路肩決壊箇所。しかも応急処置が取られてないうわぁ、また路肩が崩落している。しかもトラ柵とトラロープだけ。
とてつもなく頼りない。あまりの恐さに記念写真を撮る余裕無し。
なんでも良いから一秒でも早く現場を過ぎ去ることだけを考える。そして30秒後。やっとのことで恐怖の区間を抜け出した。
相変わらず坂は急であるが、まぁ良い。
鬱蒼とした覆い被さる木々が無くなる。上空方面の視界が晴れる。
明かりが差し込み、ほっと一安心する瞬間である。
道路はと言えば、ガードレールが付き、白線もある。
道幅は狭いが離合できる幅はある。
たしかに県道とはどこか違う空気であるが、問題はない。
あの尋常ならぬ区間は、5,6分走るぐらいの距離である。
やっと道がまともになったそして、20秒後。とんでもない事実と遭遇することになる。ここを通るのがあと3分遅かったら・・・・、生きて帰って来れただろうか。
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