長野県道464号線
《美ヶ原公園西内線》


【国道254号線分岐点付近(F地点からH地点)】

※原則として拡大画像にリンクしています。画像の回りに
水色で縁取ってある画像はリンクされています。
また画像は武石峠方面を写した画像です。
振り返って写した画像はその旨注釈を付けています。




nagano464.gif

周辺略図



国道254号線側の県道分岐点は、三才山トンネル有料道路の料金所のすぐ手前である。料金所の脇にあるPAにデポすれば探訪しやすい。松本方面に向かっていた場合には、県道は手前側に分岐する。元々ヘアピンカーブの場所に254号線が開通したためにこのような形になったようだ。もし現道時代に曲がる場合には、かなり気合いが必要だったことだろう(笑)。

この県道区間で一番の遺構と言えば、やはりこの料金所周辺であろうか。というのも国道254号線の標識にはこの県道が書かれていたからである(現在、上から塗りつぶしてあるがかろうじて読みとることが出来る。)



【F地点】


料金所400mぐらい手前に標識が2つ立つ

それでは、この標識のアップをよく見て欲しい。

 
両方の標識とも明らかに何かを消している そう! 県道464号線は葬られてしまったのだ

左の標識。下の段、左斜め手前方面は「美ヶ原 17km」と出ていたようだ。



右の標識のアップ

不自然な空白には「美ヶ原高原(冬期間通行止)」と出ている。

そして464のヘキサも描かれていた。


 
そしてここが県道分岐点 こちらも頑丈な柵でゲートされる

左の画像に写っている左の道路は国道254号線。丸子町方面である。

 
この柵は最近になって修繕が行われている / こちらにも読めなくなった看板

コンクリートが真新しいことからもつい最近の施行。

ところが、こちらの分岐後の道路というのが・・・。



県道464号線から来た車用の標識であろう

今となっては無用の長物。

ゲートの中より振り返って写す。




えっ!! 気づいちゃった。もしかして………。

そうなんです。ゲートの中には恐ろしい道路が待っているんです。

真ん中に草が生えていることからもダート。

というか、草が生えている時点で何かの間違いのような気がするのですが・・・。

ダートと言っても生半可なダートではありません。

たーせる号はおそらく床をするかも知れません。

握り拳大の石と土砂が混ざり合ったダート県道というには
あまりにもお粗末な道が続いています。



誰か…、誰でも良いよ…、どうかオレの耳元で
『嘘』だと言って下さい。お願いします。

ちなみに今はこの区間ゲートに阻まれ通行
できませんので、その点はご安心下さい。


 


家族思いのぱぱ : 「この先、料金所の手前を左折だったよな」

きれいなまま : 「そうね。確かに地図だと料金所の手前から美ヶ原高原に行けるけど…」

ぱぱ : 「大丈夫だって、ちょっとぐらいうねうねくねくねしていても。だって県道だろ。もう、”まま”は心配性なんだから」

まま : 「でも、なんか心配だわ。大丈夫かしら」

ぱぱ: 「ほらほら! 標識が出ているじゃないか。大丈夫だよ! でっかく『美ヶ原高原』って出ているじゃん!」

ぱぱ : 「左折だからね。しっかりつかまっていなよ」

車、左折する。

唖然としてぽっかり口を開けて佇む”ぱぱ”。
ほ〜ら、いわんこっちゃ無いという顔で、言いたいことはいっぱいあるが黙っりこくっている”まま”。

ぱぱ : 「………ガードレールついているし、、、大丈夫じゃないの、、、たぶん。だって通行止めって出てないし。まぁ行けるところまで行ってみようよ」

まま : それだけは絶対にやだという顔でにらみつける。

車 : 100mも進まないうちに床下から鈍い音が車内に響き渡る。思った以上に道が悪い。

こども : 「あまりの恐怖に泣き出す」

まま : 今すぐにでも爆発しそうなのをこらえて鬼の形相で”ぱぱ”をにらみつける。




現道時代にこんなドラマがあったなんて絶対に嘘。無いよ。こんなこと。

誰か教えて下さい。

現道時代からこうだったのですか!?


20年近く前からこんな感じだったようです(by県道会管理人様)




私は、信じない。信じたくない。

そう、これは長野県による陰謀なのだ。

この先、危険だから普通の人は入るなと言うことを
体を持って表したのだ。そうだ、きっと。


こんなならば通行止めでなくたって入りたくないもん。

私はそう信じるよ。



道には草が生える。しかし真ん中だけであり、それはまるで轍のようだ。

やはり今も時折、長野県の車が入るのかも知れない。


 
ガードレールが付いていたのは最初の100mぐらい

その先は、ガードレールもなくなる。

道は相変わらず、土砂と握り拳大の石の集まり。
ただ石が丸い石で、尖ってないのが救いだろうか。

そのうちガリーにも掘られて、車の通行は著しく困難だ。

上の右の画像。実は路肩が埋められていることが分かるだろうか。
土砂の合間からかつての路肩が見えているのだ。

やっぱり、現道放棄後に道路に土砂を盛ったのではないだろうか?





法面も丸裸

ガリーは深いところで30cmぐらいになる。


【G地点】

 
そのうち、石の大きさが小さくなり、ある意味まともなダートとなる

そして、道幅が異様に広がる。

草が生えてないところがいかにも車の通る部分に見えるが、深いガリーに阻まれ通ることは出来ない。


 
ガードレールが見えてきた / あれ? 舗装路?

先ほどの広い場所を過ぎると、道は突然舗装路となる。
県道分岐点から400mぐらいがダート路となっているのだ。

やはり現道時代のものではないのだろうか。

舗装は白線も引いてあるものである。

 
道路部分は草に浸食されていないが法面路肩は草に侵されている


 
振り返って写す / さらに先に道路 俄然、廃道の匂いが濃厚だ

しばらく歩いたらついに落ち葉や枯れ枝が道を覆い尽くす、廃道っぽい道路となった。

この先が非常に楽しみになってきた。
だが、歩いて入るのはめんどくさい。

そのうち自転車で来よう。


【H地点】


振り返って写す

道に覆い被さる木には毛虫が多い。背中にでも落ちてきたら失神しそう。

やめた。帰ろう。




【国道254号線分岐点付近(F地点からH地点)】

← 前のページに戻る



■リストに戻る

■トップページへ戻る


Copyright (C) 2000-2001 H.Yamashita
2001/08/27 作成