2001年5月 天下の酷道R157号温見越えオフ

《Page 6》

nukumimap1.gif
かなりいい加減な温見峠周辺略図

路上河川のあとを散策しつつ、道は未舗装路となり興奮はピークに達する


nukumi120s.jpg
「もしかして、これって未舗装路かぁ???」【写真をくりっくすると拡大】

大河原を過ぎるとまた道幅が車1台分となる。離合所なんて無い。
ただ緑深い山奥だが断崖絶壁ではない。法面も路肩も一面草で一杯である。

nukumi121s.jpg nukumi122s.jpg
【写真をくりっくすると拡大】
先ほどの補修箇所も以前はこのような道であったのだろう/未舗装路とアンバランスな落石防護柵

酷道の匂いを残す、いやあぜ道状のいい雰囲気の道路だが、
近いうちに舗装されて普通の道になってしまうのだろう。


nukumi123s.jpg
【写真をくりっくすると拡大】

舗装路となり、路肩はコンクリートであるが法面は相変わらずである。またガードレールもない

このあたりも道幅が狭く見通しが悪い。何度も補修されているアスファルトが
わびしさをいっそう強い物にし、またこの酷道の雰囲気を良い物にしている。


未舗装路を砂埃も高らかに通り抜けてさきほどの路上河川跡から
5分近く走ったところで最後の路上河川が現れる。

ここは水量が多い。また砂防ダムから少し離れているため雰囲気バッチリ!

なぜ橋にしないのか・・・。

この酷道の段差も美しい滝の一部となっている。

明らかに川である。道路の左右は川(沢)。

そして道路も川。

川は国道の上を堂々と横切る。

ここは水量が多く、歩いて通過することは困難。
別に流されるとかそう言う問題ではない。
水深が深く、歩くと確実に靴が水没するのだ。

nukumi124s.jpg
シーラさんのトレノ号が川を横切る

nukumi125s.jpg nukumi126s.jpg
この地点で今まで来た道を振り返る〔左の画像は能郷方面を写す〕

路面は荒れているが法面は補修されている。幅員も1.5車線ぐらいある。
見ると平成11年に崩落決壊防止工事として施工されたようだ。


川と一体となったトレノ号。

nukumi127s.jpg

川、川、言っているが、本当に川である。

下の画像を見て欲しい。

どこをどうやってみても道路は川の一部なのだ。

しかもどこにも排水管は無いぞ!

さらに雨が降ったときのための排水管はきちんと設けられているのに・・・(右の画像 GTR号の所)。

nukumi128s.jpg nukumi129s.jpg
【写真をくりっくすると拡大】
川と一体となっている道路 道路と川との境目水が綺麗だ/川上から川下を見るとよりいっそう川が誇張される

見てのとおり水量は豊富で水深は深い。スニーカーは確実に水没する。
歩いてこの峠を越える場合は覚悟が必要。

しかしながら通過車両が多い。他の交通を気にしつつ、
みんな思い思いに川と一体となった自分の車をカメラに収める。


nukumi137s.jpg
滝壺の方を見る

実は歩いてきた場合にはこの石を越えていけばらくにわたれる。

nukumi130s.jpg
R34さんとR34GTR号

GTR号はついに川と一体となってしまった。


nukumi133s.jpg
さりげなく崩落決壊防止工事の上を見る

砂が現れ、何時崩落するかというところ。
決壊防止工事であるが、この土砂は雨が降れば洗われすぐに崩れると思う。

やはり予算が付かないのだろう。

だがやみくもに予算がついて、全線にわたり、線形、勾配ともに
優れた道路となることは決して望まない。それがマニア魂なのだ。

・・・いやオレの自分勝手な言い訳だ

この山深い自然が豊富なところ。地図を見ても何も無い。
ただこの道路がへろへろと通っているだけだ。
だがすでに道路は自然に手を加え、
またそこを通る者は排気ガスをまき散らしている。

否定しようのない事実だ。

十分に自然は痛み始めているのかも知れない。

だが、身勝手なオレのこと。この程度なら平気なのではないか。
事を大小でしか判断出来ない自分が恥ずかしい。



温見峠とは全く関係ないが、以下3枚は第2東名高速の工事現場の写真だ。

2toumei001s.jpg 2toumei002s.jpg
山は禿げ山になった

2toumei000s.jpg
そして山を削り、谷を越えて高規格高速道路は続いていく

これを自然破壊と言わずに何というのだろうか・・・。

たしかに車を使い、高速道路も使う。それどころか車が
無くなったら成り立たない商売で飯を食っている。

何気なく通りかかったのだが、見ていてつい恐ろしくなってしまった。

工事現場だったからよりいっそう恐ろしくなったのだろう。
これが完成されたあとだったとしたらどんな感想を抱いたであろう。

激しい交通渋滞はよりいっそうの環境に影響を与える。
スムーズに流れている方が環境にはよろしい。

だけどこれが本当に答えなのか悩んでしまう。

結局、自分というのはなんと身勝手な生き物なんだろうと思うのだ。
事の大小でしか判断出来ない。たとえどんなものだろうと自然に手を
加えたら破壊なのかも知れない。何がどう違うというのだ。

考え始めたら止まらない。脳味噌がもっとあれば良いのだが、
あいにく必要最低限の脳味噌しかない。考えれば考えるほど、
いっそう余計にわからなくなる。だから考えない。

いやいや、考えるのが恐ろしいのだ。
考えれば考えるほど自分を否定しなければならない。

それが恐ろしいのだ。


温見のこの地はそっとしておいて欲しい。
このままで良い。決して100kmで走れる高規格道路なんていらない。

当然、身勝手であることをふまえて。

この地に住んでいるわけではない。

気が向いたら出向いて通り、その酷道度に酔いしれ、
また峠に到達する達成感に酔いしれているだけだ。

ここを通り、難儀している人もいるかも知れない。
ここが早くなればどんなに楽になることかと・・・。
もちろんあまりの酷道に事故に遭いなくなられた方もいるだろう。

なんとも身勝手なものだ。




関係ない話が長引いてしまった。気分を害された方には深くお詫び申し上げます。


そういえば、これはオフ会のレポである。こんなことを書く場でも無い。
なぜ、こんなことを書くのか・・・。自分でも分からない。

ひょっとしたら温見峠、いや酷道157号線は
このままでいて欲しいという心の叫びなのかも知れない。


nukumi134s.jpg nukumi135s.jpg
ふれあくさんのハリアー号も川と一体となる

nukumi136s.jpg
滝と川とハリアー号

nukumi138s.jpg
あおっちさんのシビック号も川と一体となる

nukumi139s.jpg nukumi141s.jpg
そして我がターセル号も川で止まる

前と後ろを写す。

nukumi140s.jpg
そして、この写真を撮るために車から降りたらスニーカーは水没

ちなみにR34さんも水没。同じ写真を撮ったシーラさんは水没しませんでした。

なぜでしょう!?

nukumi142s.jpg
こっちゃんさんのラシーン号も川を通る

nukumi143s.jpg nukumi144s.jpg
水しぶきを上げて川を渡るhonさん 「かっこいぃ〜」/honさんも水没

2輪を動かすことは出来るのですが、運転できません。
変なところに行くのが好きなので2輪の免許も欲しいのですが、
でもやっぱりいつでも寝れる車からは離れられません・・・。


nukumi132s.jpg
最後の路上河川から先はうって変わって白線もある舗装路となる

このあと峠までは、やや広くなり、道路状態は良い。
幅員が広くなるといくつかヘアピンを繰り返す。

nukumi145s.jpg nukumi146s.jpg


もう山の稜線が近い。あたりも樹林帯が広がる。
だが決して鬱そうとはしていない。

そして、一方的な上り坂となり、あたりの視界が開けてきた。

左カーブの先。不意に県境標識が立つ。

やったぁ、温見峠到着。

時刻、13時17分頃

お昼を少し過ぎているが、ちょうど良い頃合いだ

最後の路上河川から6分ほど走ったところだ。

nukumi147s.jpg nukumi148s.jpg
温見峠より岐阜側の遠望【写真をくりっくすると拡大】

はるか彼方まで見えるのは山また山。
さすがにアプローチが長くなると言われるが、長い。

人里離れてどのくらい走ったのだろうか。
この先福井県側も市街地に出るまで人が住んでいる所はない。

また、この先も長い。

nukumi150s.jpg
ぐしゃぐしゃになった時間通行止めの看板

岐阜側で途中補修していた箇所の工事の看板であろう。
もう工事は終わっていたようだから読めなくても良いのだが、
この温見峠にある標識はほとんどぐしゃぐしゃに握りつぶしたようになっている。

やはり雪か・・・。

前のページに戻る | 次のページに進む



トップページへ戻る

Copyright (C) 2001 H.Yamashita
2001/06/12 作成