惜別企画! 都道32号線(秋川街道)

旧道経由最後のバス

《さようなら 秋川街道に残った難所》


旧道最終日。お昼頃に来た。もう全く行く気はなかったのだが、なんかふらふらとやってきてしまった。あと10分でバスは来るはずだ。どうしよう。撮るべきか。撮らざるべきか。小峰隧道の手前には2,3人がカメラを構えている。間違いなくバスを撮るのだろう。

・・・やっぱり撮るか。そうしよう。ただ、小峰隧道の出口では小峰隧道とバスをあわせた写真を撮ろうともうすでに先客がいる。私は「小峰峠」という標識と併せて撮ることにした。ところが結構、時間が一杯だった所為というかカメラの所為か、いや自分の腕の所為だ。とても間抜けな写真になってしまった。露出過多である。オートだから仕方ないとはいえ、最後の最後にミス写真とは・・・。


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五日市駅行き時刻表

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京王八王子駅行き時刻表

ちなみに、桃色がワンステップ車指定、赤色がノンステップ車指定。


 旧道経由 最終バスのスナップ...

京王八王子駅行き(所定12時41分)ノンステ指定ダイヤ


思えば、ノンステップバスと小峰隧道をあわせた画像は撮ってなかったように思う。ノンステップバスはここ1,2年で投入された車両ばかりであり、200ナンバーでもある。富士重工ボディの日野HTなんかは既に長年に渡り運行されている。それを考えれば、ノンステップバスの車齢の中での小峰峠というのは、ごくわずかなものだ。ある意味、日野HTの画像よりもあとあと何年後かには、「あの車も通っていたのかぁ」と話題になるかも知れない。そういう意味では、ノンステップ車が写った画像の方が面白いような気がする。

京王八王子駅行きの最終バスに当たる小峰峠12時41分予定のバスは、ノンステ指定となっていた。


にわかに、空気が震えてきた。

前を見ればトンネル入口で車が急に止まっている。
何か来たようだ。時刻は12時40分を過ぎている。

バスが来ただろうか?

ふと、小峰隧道からバスが飛び出てきた。

まだ新車の範疇にはいるだろうノンステ車だ、

このノンステ車にとって最後の小峰峠。
何年も走り慣れたわけではない。
まだまだ新車のこのバスにとっては
ほんの一瞬の出来事になってしまった。

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020211_007s4.jpg
くぅ〜、最後の最後に・・・ 完璧露出過多だよね

八王子200 か 89

社番:C5807

UD:JPノンステ(西工ボディ)



武蔵五日市駅行き(所定13時03分)


京王八王子駅行き最終はいまいちな画像に終わってしまった。今度こそ、本当に最後。一応ダイヤ上は、一般車両で運行となっていた。日野HTでも来るのかな。まぁいいや。問題はどこで撮ろうかなぁ・・・。小峰隧道のあきる野側坑口では何人かカメラを構えている。そこに混じって撮るのも面白くない。なにより、あきる野側坑口は非常に薄暗い。オートのデジカメではうまく撮れないような気もした。

しょうがない。やっぱり小峰峠の標識とあわせた画像を撮ることにしよう。しかし、これもまたうまくいかない。標識とあわせて撮るうまい場所がないのだ。おまけに逆光気味。右の崖によじ登り、そっから撮ることにした。しかし木の枝が邪魔をしてくる。


一応、小峰峠という標識も小枝に邪魔されながらも見られる。

これならまぁ良いだろう。

画像の右に車が止まっているところが小峰峠バス停。

ちなみに俺の車じゃないからね。

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13時03分をすぎた。八王子からのバスだ。きっと遅れているだろう。

1,2分たったころ、にわかにディーゼルエンジン音が響いてきた。
ぱしゅっ、ぷしゅっ! とエアブレーキの排気音を奏でながら、最後の路を行く。

そんなに遅れを持っていないようだ。

車両内まで目がいかなかったが、お名残乗車を
している人は見えなかったような気がする。

020211_010s4.jpg

別に客扱いをしたわけではない。離合のために小峰峠バス停の前に一時停止。

一気にアクセルを踏み込み、加速をしながらバスは目前を通りすぎる。

ふと、思った。新しいノンステップバスが来たのではないか?
ダイヤでは通常車両とのことだったが、運用変更があったのか?

いや、貴重な画像を撮れたからちょっぴりうれしい。
あとは撮影場所さえうまく勘定していれば・・・・。

おまけに何を考えたかISO感度を400に設定してしまった。
以前使っていた機種と、画像の荒さが異なるようだ。

思っていた以上に粗い画質となっていた。

020211_011s4.jpg
やってきたバスはこれまたまだ新車のノンステップ車

八王子200 か 189

社番:C5812

UD:UAノンステ(富士重ボディ)


面白いことに、八王子行きバスの車番と100違い。

最終バスがトンネルの闇へと吸い込まれる

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最後になる小峰隧道とのスナップ




(注)最後、最後と書いていますが、公式によるものではありません。14:30分以降新ダイヤで運行するという時刻表の情報を元に、計算した結果です。14:30分以降は”新”小峰峠バス停を使うはずであるので、もし万一、開通式典とかが遅れて、新道の供用が遅れたとしても、旧道は経由しないはずだと思います。そのため「最後」であるとしています。14:41分のバスは新道経由であったはずであると思います。なお、当日は最後まで見守っていなかったのでご了承下さい。




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