酷道探訪 国道417号線
《旧徳山村をしのびつつ冠山峠を目指す》




思い思いに道の駅を発車する。今回もトランシーバーの運用をしたが、台数が足りなくてあまり活用できなかった。というか、各自勝手が分かりすぎていて必要なかったというのが本音だろうか。



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道の駅を2kmほど行ったところで国道303号線を左に分岐する

さりげなく、藤橋城の看板が立つ。


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国道303号線分岐


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国道303号線は横山ダムの上を通る


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分岐した後、2車線の道が続いている


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真っ赤な新川尻橋をわたる センターラインのない復員


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2車線であるが路側帯がないに等しいので狭く感じる


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片側交互通行工事中


洞門を過ぎると、かの藤橋城の分岐が現れる


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福井県池田、となぜ「福井県」とわざわざ付けるのだろう


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藤橋城へは右に降りる



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国道より見た藤橋城

ちなみに藤橋城とは何か? プラネタリウムだったりするのだ。




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ダム付け替え国道となるので、あくまで立派にトンネル、橋梁で走りやすい


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距離標識もやっぱり、”福井県”池田となっている

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快走路


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道路から見える風景 う〜ん雄大だ

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途中から最近の竣工区間になる

最初のトンネルは普通のコンクリートのポータルで面白くもなかったが、このあたりの新しめのトンネルはポータルのコンクリートが石積みのような模様が付けられていて面白い。

なお、この区間のトンネルは、『隧道』となっている。そして、扁額のみならず、左肩に漢文のようなものが書いてある。その下には解説プレートが貼ってある。


トンネルを抜けると

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おや、オフの軍団が駐車場に入っている

ここは、徳山ダムの展望ポイント。ここで日一日と進んでいる工事具合を拝見する。シーラさんは冠山峠については大御所。まだ姿形がない頃からいらっしゃっている。



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石を積み上げるタイプのダム

さて、写真をパシャパシャと撮り、また先に進む。

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長〜く、高〜い橋

水がたまれば、また良いのだろう。今はただ怖いだけ。

と、さて目の前に見えるトンネル。左肩の黄色いのが気になる。


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トンネルに接近する


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その名を漆原乙女隧道というらしい

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黄色いのが目立つ


なんだ、この黄色いのは………。う〜ん?。



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銘板



トンネルを爆走する。

遅れを取り戻すべく、”ぬゆわkm/h”を出す。
(出せるわけがない)。


延長500mちょっとのトンネルは一瞬の出来事である。


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”出口危険”の文字が一瞬目に入る

うっ、なんだ?

トンネル先はまぶしくてよく見えない。

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直角左折?

何か黄色いのが迫ってくる。

う?、うん? なんだ、目の前に見えるのは…。



うぎゃっ〜〜!!



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フルブレーキ!!
ABSを利かせて、
間一髪で止まる。



ふぅ。


はぁ、恐かったぁ('o')!!



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トンネル出口は直角カーブ

ものの見事に素晴らしい直角カーブ。そのために虎看板が立つのだ。

なぜ、直角カーブなのか?

これは、つまり付替国道であるこの417号線の改良がここで一段落着いているためである。つまりは本来の付け替え国道は当然のごとく2車線の良い線形で続いているはずである。ただこの谷を越えるためのその橋がまだ完成していないのである。

トラ看板の裏を見てみると・・・。


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高っ!!

見事なまでに深い谷が、目の前に広がります。何でも良いことなのですが、あの橋脚高くないですか?

もしダムが完成して水がたまると良いのかもしれないけど、これは、かなり恐いと思うんだけど・・・・。ガクガクブルブル。



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ところでここから先は工事中の暫定国道区間となる

この先で一旦旧徳山村の中心地まで降りるのであるが、そこへのルートは途中まで戸入地区へ向かう付け替え道路を利用している。したがって、現道として完成した暁にもここはダム周遊道路の分岐として生きるわけだ。なお、戸入への道は1.5車線程度の復員の規格で作られている。




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トラ看板を横から見る

衝突を跳ね返すことは出来ないが、視覚効果は大。


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広くはないが狭くもない

場所さえ選べば、離合も容易。

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草木の隙間から眼下に、これより向かう旧徳山村の中心地が見える

もちろん水没する地区だ。旧徳山小学校の校舎が目立つ。






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