酷道探訪 国道417号線
《旧徳山村をしのびつつ冠山峠を目指す》



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冠山峠を目前にして…



・・・ もくじ ・・・

《Page 1》 寝台急行銀河に乗り京都へゆく
《Page 2》 岐阜羽島駅でトシピロさんの車に便乗し集合場所へ
《Page 3》 道の駅ふじはしから冠山峠を目指す
《Page 4》 旧徳山村中心地は更地に
《Page 5》 国道417号線は林道塚線となる
《Page 6》 ついに冠山峠に到達
《Page 7》 冠山峠より福井県側は断崖絶壁
《Page 8》 再度国道417号線に合流しメインディッシュへ?
《Page 9》 その名を福井県道248号線といひます





私がオフ会の場から姿を消して久しい。
それどころか音信不通の気配すら。


いろいろと大変にお世話になっていたにもかかわらず
相変わらずの人付き合いの悪さである。


そんな男がついに2年のベールを脱ぎ捨てオフ会の場に現れた。

ただし、自家用車での参加ではない。
もう名古屋から帰宅する気力も勇気も
取り残されてなかったのである。


以前にオフ会を開いていたこともあった私であるが、
どういうわけか中部、北陸地方に仲間が多い。
そんな中部、北陸地方の仲間との久しぶりの走行会だ。


楽しい思い出となったありがとう!


5月30日にシーラさんのところ主催のR417を走行するオフ会の知らせを聞いたのは5月も終わりに近い頃だった。本当は、この日は知人に会う予定があったのだが、先方の都合によりキャンセルとなった(いや、原因はオレのせいだ)。

29日、30日とダブル公休を取っていたが、29日は大宮工場として最後の公開に行っておきたい気分も大きく、何より、30日(日)にオフ会に自家用車で参加すると、寝ずに福井県から東京まで延々帰ってこなければならないことは明白であった。とうぜん、翌日は勤務であり、2〜3時間の睡眠で乗務することは避けたいことだったので、オフ会への参加を明確に表明するには至らなかった。

そんなおり、トシピロさんが参加されると言うことを聞いた。なるほど、自分で運転で帰るのはしんどいが、もし他の人の車に同乗させてもらえるのなら、なんとかなるのではないだろうか。

ひそかにトシピロさんにお願いしてみる。すると、すぐに快諾していただけた。身勝手なわがままを聞いていただき、本当にありがとうございます。

というわけで、鉄道で岐阜まで行き、そこでトシピロさんに拾ってもらうことにした。



だが、まだ参加が決定したわけではない。岐阜までどうやっていこう・・・。

1.新幹線で行く
2.ムーンライトながらで行く
3.寝台急行銀河で行く



そうだ、京都へ行こう…

(サウンドオブミュージックの曲が頭の中で流れる)


というのも、新幹線だと朝早く起きなければならない。
かといって、ムーンライトながらや寝台急行銀河では、岐阜着が早すぎる。


しかも、せっかく寝台列車に乗るというのに、乗車時間が短すぎてつまらない。



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寝台急行銀河

東京駅9番線ホームに立つ。久しぶりに乗る、寝台列車。胸がわくわくする。そりゃ確かに寝られないかもしれないし、ゆれるし、高いかもしれない。けど、それ以上に心わき立つものを感じるのだ。



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急行…、しかも寝台列車 かつての栄光を懐かしむかのように今日も一人ひた走る

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乗車したのはオハネ25 176 / 先月に全検を受けたばかりのピカピカ


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台車には、16.4.28ABの標記


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6両のこぢんまりとした編成


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この美しいテールマークとは裏腹に




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ホームの喧噪が嘘のように静かだ

そりゃそうだ、この車両に私含めて4〜5名しかいないのだから。


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列車の中で横になれる幸せ 乗った者でなければわからない


寝たのか寝てないのかよくわからないままに京都に着く

浜松の運転停車は覚えていたが、名古屋、岐阜は覚えてないので寝ていたのだろう。

京都に着いた。隣のホームを見れば、大目玉の113系だ。
原形白熱灯車はいったいJR東日本にいるのか?

JRマークさえなければ国鉄時代に撮った写真といっても間違いない。

一晩のうちのタイムトリップをしてしまったようだ。

といって、JR西日本は不思議なところで、こんなかつての姿の
ままがくるかと思えば、すぐに新鋭223系がやってきたりする。

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京都では、原形大目玉の113系と同発 / 牽引機は田端区のEF65 1115がその任を受ける


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きょうと〜、きょうと〜、ご乗車ありがとうございます。京都でございます。


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智頭急行の特急列車を写してみる。ピンぼけだねこりゃ

豚に真珠とはよく言ったものだ。高いカメラを買えば
よいってもんじゃないんだ。そんなことはわかっている。


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田端区のEF65 1114が機待線で休む 昨日の銀河で下ってきたのだろうか


が、別に京都に降り立ち、
散策したわけでもない。


すぐに新幹線に乗り、待ち合わせ
場所の岐阜羽島まで戻る。



バカとでも、あほとでも、なんとでも好きなように言って結構。

どうせ、オレは能なしの乗り物バカだ。

女に金を注ぐよりも、こういう風な使い道しか知らないのだ。

普通の人にしてみれば、ばかげた使い方かもしれないが、
逆にオレに言わせれば、キャバクラや風俗に使う金がばかげたように感じる。

ただ、それだけの単純な話。




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